時間(とき)の狭間

あの日

インターネットで見つけた
自宅SHOPの雑貨屋さがして
山の中をグルグルと走り回った


行けども行けども
辺りには田畑しかなく
道も細く

農家の人に道を聞いても
何度も同じ場所に出るばかり


雑貨屋の電話番号を
控えてこなかったことを
しみじみ後悔して
川沿いを走っていたら

欄干の無い橋を見つけた


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その狭い橋を
クルマが
すうっと渡っていった

驚いたので
袂(たもと)にクルマを駐めて
橋に近寄ってみた


やっぱり狭い


犬と一緒に
歩いて渡ってみた


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水面(みなも)が
キラキラ輝いて


川のせせらぎも
ここちいい


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橋の下に降りてみる

あれから渡るクルマもないし
私たちの他には誰もいない

川の音しか聞こえない


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時間が止まったような

時間(とき)の狭間に
迷い込んでしまったような

不思議な感覚の中にいた


目当ての雑貨屋のことは
どうでもよくなっていた


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そこから国道へ向かい
ショッピングセンターに立ち寄った

家電コーナーのテレビの前に
人だかりができていた

テレビの中で
アメーバ状のものが
ビニールハウスを呑み込んでゆく

画面の右下の警報を見るまで
それが津波だと
直ぐにはわからなかった



東北で
大きな地震が
あったことを

この時
初めて知った



家で写真を整理して
撮影時刻を確認したら

地震はあの橋を
渡った頃に起きていた

あの時
私は何も知らずに
至福の中にいた



あの日以来
無為に流れる時間を
無為に愉しむことは
なくなった

被災地から
遠く離れていても

見えない闇が
静かに
拡がっているのが判る



もう
あの至福の時には
戻れない


私にとって
あの橋は


確かに
時間(とき)の狭間に
あったのだ


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# by n_segawa | 2011-06-20 00:00 | たまには日記でも

円 (バランスの中心)

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我々が
1本の線の上に居るとして

自分は
線の真ん中 (バランスの中心) に
居るものと思いがちだが

おそらく
その線は円を描いていて

線の上に真ん中は存在しない

真ん中は円の内側にあるのだ
と 私は思う

と いうことは

バランスの中心へ行くには
線から降りるしかない

が さて

線から降りるというのは
どういうことだろうか…




※写真は2009年6月7日に撮影したものです。
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# by n_segawa | 2011-03-07 00:00 | ふぉとぶらりぃ

浄化

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心を無にすることは
できなくても

できるだけ
透明に近づけたい



おおよその苦しみは

周囲が見えなくなることで
もたらされると思うから



視界を遮っているのは

多分

常に

自分だ




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# by n_segawa | 2011-02-24 00:00 | ふぉとぶらりぃ

今年初めての

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今年初めての雪

ではなくて

今年初めて撮った写真

しかも4日前の

温暖な瀬戸内側でも
珍しく雪が積もった

ウッスラだけどね



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# by n_segawa | 2011-02-16 00:00 | たまには日記でも

二月病

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二月は毎年なぜか
憂鬱になる

体のどこかしらが痛んで

何をやるにも
怠さばかりが先に立つ


こんな時期は

ただ通り過ぎるのを
待つしかない


恐らくは

冬の寒さに慣れた体が
春の訪れに

戸惑って
いるだけだろうから









ところで
【二月病】を検索してみたら

二月の恋愛イベント“バレンタインデー”に際し
チョコレートがもらえるあてのない男性や
2月14日当日実際にチョコレートがもらえなかった
男性に見られる孤独感など
精神的ストレスからくる症状のこと


とあって



こけた…




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# by n_segawa | 2011-02-10 00:00 | たまには日記でも